金と株とでは特徴が色々と異なります。
まずは株と金の特徴や違いをみていきましょう。
金の特徴と価値について
金は古くから貴金属として重宝されてきた実物資産で希少とされています。
なぜ希少なのか?
金は鉱石から採取されますがその採取量は鉱石1トンに対して約5gしか採取できないとされています。
このことから金は希少なものとして古くから扱われていました。
そんな金ですが金の価値を決めているのは主に金の純度、需要と配給、経済状況です。
それぞれの特徴を紹介します。
金の純度
金にも純度があり、K10〜K24まであります。
K10は純度42%、K24は99.99%〜100%となっています。この純度が高ければ高いほど金の価値が高くなります。
需要と配給
金は実物資産なので取れる量にも限りがあります。金が希少と言われる由縁はこれです。
みんなが欲しいと思っていても数に限りがあるため買えず、その結果希少が高まり価値が上がるということです。
経済状況
経済状況でも金の価値は変わります。
金は全世界共通なのでもし、自国が経済破綻しても金の価値は変わりません。
そのことから昔から金は安全資産とも言われていました。
経済に何かあると個人投資家は金を買うので自ずと金の価値は変わるということです。
株の特徴
株とは企業に投資をし、その見返りに収益を頂く投資のことで経済が良ければ企業の業績もよくなるので株価も上がります。
一般的に経済が良い状況だと株価は上がり価値が高まります。
資産家の多くはリターンが高い株に投資をする傾向がありますが経済が落ち込むときには金に資産をシフトします。
結局金と株の関係は?
金は安全資産といわれており、経済が落ち込んだり世界に何らかの危機があるときに価値が高まる傾向があります。
一方で株は経済が良い場面や世界が安定しているときには価格が上がり価値が高まります。
このことから個人投資家はコロナのような経済に影響をもたらすことが起こると資産を安全のため価値が下がりにくい金に移し、逆に経済が良くなっていると資産を株に移すということです。