金の純度は金の価値を決める要素のひとつです。
でも金の純度ってプロにしか分からないと思っていませんか?
家でもできる金の純度の見分け方のポイントを3つ紹介します。
金の刻印で確認する
これが一番簡単な方法だと思います。
金には単位がありK=カラットと呼ばれています。
このカラットは金の純度によってK24などの数字が刻印されています。
この数字は純度が低い順から
- K10(純度42%)
- K14(純度58.5%)
- K18(純度75%)
- K22(純度91.7%)
- K24(純度99.99%)
の5つあります。
この刻印を見れば金の純度がどのくらいあるのかすぐに見分けることができます。
比重から調べる
金は純度が高ければ高いほど同じ大きさでも重くなっています。
比重を調べるには透明なカップに水を入れ、その中に金を入れてどのぐらい水が増えるか見ることで金の純度を見分けられます。
その増えた水の量を計算し金の純度を調べます。
金製品の重さ÷水の重さの増加分を計算することで金の純度が分かります。
- K24=19.3
- K20=16〜17
- K18=15~16
- K14=13~14.5
- K10=11.5~13
がそれぞれの比重と純度の関係となっています。
例えば100グラムの金製品で水の重さの増加が6だと約16.6になるのでK20と同じ純度があるということになります。
ただ、注意が必要なのが金メッキ製品は純度が分かりにくいので注意が必要です。
試金石を使う
江戸時代から使われていた技法で昔からあるやり方です。
やり方ですがまず、金製品を試金石にこすりつけます。
そうすると金製品に傷が残ります。
その傷跡の色を見て金の純度を判別します。
純度が高ければ高いほど山吹色に近い色が残ります。
逆に純度が低い金の場合には薄いオレンジ色が残ります。
他にも試金棒を使うのも効果的です。
試金石は金属本体の色を見ますが試金棒は削り取った金の残りの色を見るやり方で、試金石と試金棒をどちらも使えば純度を見分ける精度は格段に上がると思います。
以上が自宅でもできる金の純度を見分ける3つのポイントです。
金の純度を見分けるのは誰にでもできますが確実に金の純度を見分けるためには専門家に見てもらうことをお勧めします。